神話 歴史

神話の歴史

神話は、人類史上で民族や文化を単位に、その発生過程で生まれて、継承発展されたものであることは、明らかです。その中での変化、発展もあったでしょう。

古代では、小規模であったこれらの単位は征服や統合を通じて集合し、やがては国家単位の大きな統一的文化・文明へと発展しました。
これに伴い神話も段階的にまとまり、体系付けられたと考えられます。
このような人類史上で神話の統合された過程を、「横に展開」や「縦に展開」というに分類に別けて捉える考え方があります。
例えば、ギリシア・ゲルマン・ケルトなど西ヨーロッパの神話が網のように存在する状態を指して水平的に伝播する横の展開として、日本の天孫系神話をタテの系列的な展開と分類する見方もあります。

これに対して、中国の神話では、このような体系化がなされず断片的・孤立的なところを特徴とされています。
個別の神話の中には「横に展開」や「縦に展開」に相当する箇所もあるようです。

これらは、神話が固定化した時期に当該地域がどのような政治的・文化的な体系を成していたかが影響していて、中国は例外的に神話が統合されないままに、共同体が成立展開したような傾向にあった可能性も考えられています。

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